7月18日から8月4日までの2週間と少しの間、フリースタイルのワールドカップが行われるFuerteventuraへフリースタイルのトレーニングとしてワールドカップに参戦している小林悠馬プロと同行してきました。
これまでのPozoで感じていた波はなく、海面はとてもチョッピー、暴力的なガスティー、そして岩ではなく砂浜でした。初日から痛めつけられたのをまだ昨日の事のように鮮明に覚えています。見た目はとても綺麗な青い海と白い砂の素晴らしいビーチなのですが、海に出た途端にそのことを忘れるくらい過酷でした。
コンディションに慣れても集中が途切れた瞬間、少しでもセールトリムを怠った瞬間が命取り。フリースタイルでの強風コンディションは、いつ怪我をしてもおかしくないです。突き指や頭にたんこぶ作る程度で済みましたが、危うく大怪我する場面もありました。
PWA(ワールドカップ)の試合中にも大きな事故が2回怪我人も出ていました。世界のトップアスリートでも怪我をする時はしますが、ほかの場所での試合に比べても危険が多いようなコンディションです。

そんな危険もありますが、リスクを追う分成果は絶大でした!ここに来てニュートリックも数多くメイクすることが出来、荒い海面だからこその今までの雑に行っていたトリムの精密度も備わり、土台もしっかりと築き上げることが出来ました。基本的な技術が備われば応用の幅も大きく増え、ニュートリックにどんどん繋がって行きました。この先も新たに出来そうな事があって次の練習が楽しみです。

ここの試合には出させて頂けそうだったので期待していましたが出れず残念でした。こちらでもcrewと交流を取ったり選手からアドバイスをもらえたりと収穫はあり、来年に繋がることも得られたので次を見据えて行動していきます。

まだまだ簡単には手元に届かない世界の壁。たくさん磨きをかけてFuerteに戻ってきたいです。[画像:5365a72c-s.jpg]